個別性・多様性

2021年5月27日 お知らせ

『オムツは下着です』といつも研修会でお話させていただいています。でも、もし介護が必要となった時には皆さんすぐに市販されている紙パンツやパッドを何の疑いもなく購入されていませんか?
私たちは自分の好みのタイプの下着をそれぞれに選んでいます。 男性であればボクサータイプやトランクスまたはブリーフタイプなど様々です。女性の方も、履きこみが深いものやビキニタイプなど好みはそれぞれです。素材も様々あるので、肌触りなども人それぞれに感じ方は異なります。
なのに、介護をされる状況になるとそれは聞いてもらえなくなることもありますよね、それでいいのでしょうか・・・?

介護現場でこんな訴えを聞きました。その交換の時にある男性の方が『窮屈なパッドでギュッと押さえつけられて不快だった』と、男性の場合は個々に自分のペニスが落ち着く位置があって、左右上下異なるそうです。私も排泄の勉強を始めるまでそんなことは知りませんでした。でもこのような個別のこともきちんと対応してあげなければ、本当に気持ち良いケアに繋がらないのではないでしょうか?

オムツを必要とする方にとって、『オムツは下着です』よね。