「自治会の役員構成の多様性と多様な住民の参画」に関する調査を実施しました。
人口減少、高齢化が進む丹波市において、自治会による住民自治を維持するには、性別や年代に関係なく多様な住民が参画し、個性と能力を発揮できることが重要です。多様な住民が参画できる地域づくりを、地域の方と一緒に考えていくことを目的とし、各自治会の役員構成や住民の参画状況について調査を実施しました。
【調査概要】
- 実施時期:2024年9月20日〜10月31日(配布〜回収)
- 対 象:丹波市 全298自治会
- 回答者数:217件(回収率:72.8%)
- 配布回収方法:紙の回答票を各自治会へ配布(広報たんば同時配布)・郵送もしくはウェブにて回答収集
- 集計・分析:丹波市市民活動支援センター、丹波市男女共同参画センターにて実施。
- 留意点:集計項目「無回答」には、回答の条件やルールに従って回答していない無効回答を含む。
【結果まとめ】
-アンケート結果からわかったこと-
- 回答する自治会では、自治会⾧の95.9%が男性、88.5%が60代以上であり、中高年男性が中心の組織になっている。
- 過疎地域や小規模自治会では、人口減少・高齢化の進展で、必然的に若者や女性の自治会参画の割合が高いことが推測される。
- 男女共同参画の推進について、柏原地域の回答傾向と男女共同参画推進の住民主体の取組内容をふまえると、女性参加の規則や制度整備だけでなく、住民の学びの機会の継続が意識向上につながり、自治会への女性の参画を後押ししていると考えられる。
- 自治会への多様な担い手の参加にむけた取り組み・見直しについて、自治会⾧に、その必要性の認識や意欲はあるが、行動につながっていない状況がある。